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[おまけ]
[先生とゲーム]
というわけでかえる先生だ。はっはっは。今度はねー、ゲームについて語ろうと思いついたんだよ。ゲーム。囲碁とか将棋ではないです。そんなものは先生皆目わかんないからねー。数学に関係あるだろう?いや、ないない。というか関係あるかどうかわかんない。はっはっは。
じゃあ、どんなゲームを語るのかというと、これが、テレビゲームなんだよ。うん。先生はねー、もはや脳をどっからどう切ってみてもゲーム脳な位気合の入ったユルゲーマーだからね。ゲーム脳ってあれは誉め言葉ですよ。ホント。え?ユルゲーマーの意味がわかんない?ゆるいゲーマーのことに決まってんじゃん。先生がいくらユル・ブリナーに似てるからって、そういうオチではないぞー。はっはっは。ん?髪の毛がないところは似ている?いや、そーゆーことではなくて。
テレビゲームをどーして取上げようと思ったかというとね、これはもうコンピュータのね、言語を駆使してプログラムができてプログラムが1と0でインタープリタしたもんでコンパイルして実行しようとしたらエラーだとかなんとかでアセンブラ、アセンブリアセンブルときアセンブレばアセンブれ!・・・・。とにかくプログラミングというのは論理学なわけで、数学的な思考に極めて近いわけです。そこで、その成果物であるゲームの思い出話に花を咲かせつつ、あ、花を咲かせんのは先生だけだけど。はっはっは。まあ、数学の素養を育てていこうというね、先生の教育方針ですよ。出来上がったゲームだけ見ても、プログラムの勉強にはならない?いやいや、先生ほどの達人になるとねー、見えるんです。楽しげに動いている画面の後ろを緑色に流れる数列が・・・それは、マトリックスの見すぎだ?もちろん先生は3作とも見てるけどねー。はっはっは。いいじゃないか。昔のゲームを通して80年代の世相が見えてくるわけだよ。文化人類学的な意味も深いんだよ。また適当にくっちゃべって給料をもらおうという腹だろう?なんんっっっってしっつれいなことを言う輩だろーねー。まったく。
誤解のないように言っときますが、先生は喋って給料を貰ってるわけではないんです。みんなを教育することで貰ってるんです。だから、一時間黙ってたって給料は貰えるんです。それを普通の授業じゃ取上げないような話題で盛り上げていこうというのだから、これは純粋なサービスですよ。奉仕。滅私奉公の精神ですよ。もうちょっとありがたがらないと。はっはっは。
さて、ちょっと脱線が過ぎちゃったけど、本題にはいりましょーか。冒頭のフレーズに戻るわけだ。何だその腐った映画のコピーみたいな言葉は、って言ったの誰だー!!これでも先生は、コピーライターを目指して糸井重里の自宅を見に行ったことがあるほどだぞー。とにかく忍者忍者。つまり、このフレーズは、「あなたは、忍者を主人公に据えた国民的漫画のゲーム化された様子を確認したことがありますか」という問いかけなわけだ。ある?どう?え?「NARUTO」の格闘ゲームをやったことがある?あのね、NARUTOは週刊ジャンプ読者限定でしょ。そんな程度の知名度じゃなくて。もう日本全国津々浦々で知られているキャラクターだよ。じゃあ「仮面の忍者赤影」だろう?良く知ってるなーそんな昔の漫画。それは漫画というよりは実写ドラマの方が有名だろうと思うけどねー。はっはっは。
やっぱり、@漫画原作の有名キャラクターを使ったゲームであること Aキャラクターが忍者であること を満たすものといえば、もう誰に聞いても「忍者ハットリくん」と答えるだろー。答えるよ。みんなは一般人じゃないんだよ。変わったやつが多いなー。はっはっは。ちなみに先生も一般人じゃないけどね。一般人の常識を備えた蛙だからね。一般かえるね。はっはっは。
なんでそんなマイナーなゲームを紹介するのかって?マイナー??冗談じゃないったらないったらないよホントに。ファミコンの「忍者ハットリくん」って言ったら、150万本も売れたハドソンの代表作ですよ。150万っていったら、あのドラゴンクエスト、最初のやつね、それと同じ本数売れてるってことですよ。マイナーどころか、超メジャー作品だよ。はっはっは。だいたいみんなは藤子不二雄マンガの浸透度合いを浅く見積もりすぎてる。もうね、日本人の共通言語なわけですよ。音痴な人といえばジャイアン!とか、もう世代を超えた一つの民族共有の歴史といってもいいね。イギリスでシェイクスピアやマザーグースを下敷きにしないとわからない言い回しが多いように、いや、そこで具体例を示せといわれても、先生は数学専門だからとっさには思いつかないけどねー。とにかく、日本では、藤子不二雄マンガを知らないと、日常のウィットに富んだやり取りとかがわからなくなるわけだ。みんなもこうした常識的な本は必ず読んでおくように。テストで出るぞーここ。何の?って数学にきまってるじゃん。数学だって論理の積み重ねだし、ラーメンを食べるイコール小池さん、ってすぐに変換できないと、解けない問題もありますからねー。はっはっは。
先生もねー、持ってました。茶色のカセットでねー、BGMもハットリくんの主題歌が微妙に入っていて・・・。「アルルの女」ってクラッシック知ってる?ビゼーの。先生はねー、もうクラッシックばっかり聞く教養派だから。知ってます。絶対嘘だ、って言ったの誰だー!クラッシックな雰囲気たっぷりの演歌とか軍歌とか民謡とか、もう聞きまくりだぞー。それはクラッシックとは言わない?そうか?古っぽければいいんじゃないの?はっはっは。その、アルルの女の第二組曲に、フルートで始まるメヌエットがあるんだけどね、それはすごく有名な曲だから、聴けばわかると思う。たーらーららららららーらーらーらーらー、って曲。音楽に聞こえない?いや、先生は音痴じゃないぞー。みんなの耳が悪いんだよ。先生の美声はねーこれでも噂の刑事トミーとマツに匹敵するんじゃないかと密かに思ってる人が三人はいると踏んでるぐらいだからね。まあいいや。そんなクラッシックの有名曲をアップテンポの軽快なアレンジにしたBGMなんだけど、その後ね、♪ござーるござるよハットリくんはー の部分が出てくるんだ。そのまま ♪ユカイな味方 って繋がるかと思うと天国と地獄になっちゃう。あの文明堂のCMの曲ね。♪カステラ一番電話は二番〜 ってやつ。で、三時のおやつになろうってところで、忍者でござる〜に戻るという、今口で言ってると無茶苦茶な曲みたいに聞こえるかもしれんけど、なかなか自然に繋がっているところが名曲だね〜。
♪ござーるござーるよハットリくんは〜三時のおやつはぶんめいめいめいカステラ一番電話は二番〜三時のみかた にんじゃでごっざっるー にんじゃでごっざっるー
こんな感じ。わっかるかなー。わっかんねーだろーなー。はっはっは。
なんでこんな中途半端な使い方をしたんだろーね。版権なんかの関係でハットリくんのテーマは使えないんだけど、ハットリくんの曲をイメージできるような親しみやすい曲を、ってことなんだろーけどねー。
で、何で今回、このゲームを取り上げたか、というと、fx(オバQ)=犬、fx(ドラえもん)=ねずみ、fx(先生)=へび という変換公式の x=忍者ハットリくん の場合のfxを求めればその理由がわかる。うん。数学っぽくなってます。なってます。fxがどういう関数か、っていえば、xが苦手な動物を求める関数なのは、挙げた例で明白だねだね。フシギダネっぽいしゃべり方でやってみました。はっはっは。
もう答えはわかってると思うけどねー、ハットリくんのテレビ放映、あ、カラーアニメのやつね、白黒アニメとか、実写版とかじゃなく。その55話(参考:http://homepage2.nifty.com/hattorido/)に「カエルは苦手でござるの巻」って話があるんだよ。ケン一のお父さんが会社からもらってきた蛙の置物、いや〜蛙を置物にして勤続20周年のお祝いに渡そうなんて、粋な会社に勤めてるもんだね、うんうん。その置物が金ぴかなんだけど、そんな明らかな偽物でも足腰立たないくらいになっていたところを見ると、ホントにかなり嫌いらしい。
そう、答えは fx(忍者ハットリくん)=かえる !!
かえるが嫌いなんて先生にはまったく理解のできない話だね。嫌いなかえるがあるのはしょうがない。人間だって嫌いな人も好きな人も普通の人もいるわけだし、かえるにだって良い子悪い子普通の子がいるんだよ。イモ欽トリオだよ。ハイスクールララバイ。そうした個々の特徴をまったく無視してその種全体を嫌うというのは、これはもうレッテル貼りというか差別主義者だね。ハットリくんは実はナチズムに近いと。ん?誇大妄想大言壮語奇妙奇天烈陰謀史観主義者の先生に言われても?何だその長すぎるつっこみはー!!
そうそう、何の話かというと、とにかくハットリくんは、かえるが嫌いなわけだ。嫌いなもの、というのはゲームの設定の中にも盛り込みやすいわけで、オバQなんか、「ワンワンパニック」なんて副題につけるほどゲーム全体を支配していることを考えれば、キャラクターゲームである本作の場合も当然この設定が生かされていると思うだろー。というか出てるだろ。出てる。出てるはず。先生のこの思い通じてくれ!!
そう思いながら、ちょっとプレイしてみよー。
まずね、ハットリくん。ファミコンだから十字ボタンとA、Bボタンだけを使う。いや、正確に言うとSELECTボタンも使うんだけどね。AボタンがジャンプでBボタンが手裏剣。黒ずくめの小さい雑魚忍者を10人倒すと、メカ忍者が登場するんで、そのメカ忍者に手裏剣4発を当てて倒す。あ、このゲームは一応ライフ制なので、雑魚キャラに接触してすぐゲームオーバーということはないんだけど、メカ忍者に触れると無条件で即死です。手裏剣にも射程距離があるので、4発当てるには結構連射する必要がある。で、メデタク倒すと、煙とともに巻物が出現するわけだ。巻物を取ると使える忍術がストックされるようになる。
さて、このゲーム、忍者であるはずのハットリくんの基本能力はひっじょーに低いため、忍者が得意そうなアスレチック面が、とてもクリアできない超難関面になっちゃうという特徴があるわけだ。例えば3面で、スタート直後に川とそのうえを通る堤のような何だかわからない場所があって、2箇所が途切れているため、ジャンプしないと落ちちゃうわけなんだけど、このジャンプが難しい。かなりギリギリで踏み切ったつもりでも、ジャボンと落ちて1ミス。実際の画面を出してみたけどね、高さはまあまあある割に、横にぜんぜん飛べないのがわかるかと思う。スーパーマリオのBダッシュがあるわけでもないので、これ以上は飛べないと。ハットリくんの身長を高めに見積もって仮に140cmとすると、飛び上がる高さは身長×2倍で280cm。常人では真似のできないジャンプ力だよ。さすが忍者と思うと、幅はねえ、多めに見積もったって身長の2倍もいかない。200cmあるかどうか。全力の幅跳びにしてはちょっとねえ。
というわけで高くは飛べるけど距離は稼げないハットリくんジャンプでは、ちょうどそのジャンプ幅ぐらいに設定された落とし穴を飛び越えるのがかなりシビアなタイミングを求められる作業になってしまうんだね。先生はまあ、それくらい朝飯前だけどね。昔は親指の魔術師といわれたもんよ。絶妙かつ機械のような正確さをもつスタンドが出てきそうな出てきそうでないようなね。スタープラチナね。オラオラオラオラオラオラ〜・・・ああ、まったく関係ないけどハットリくんの忍者刀の持ち方って必ずしも座頭市っぽくなかったような気がするけどどうだったっけ?先生は今でもバットを持つと、「ハットリくん打法」の真似兼「アバンストラッシュ」の真似をしてしまうんだけどねー。意味がわからない?ドラゴンクエスト・ダイの大冒険でも読みなさい。はっはっは。
やけにこのゲームの難しさを強調したのは、例えばさっきの3面のはじめ、水グモの術を使って川を渡ってしまえば難しいシーンはまったくなくなってしまうように、忍術を使うと、クリアがすごく楽になる、というより忍術を使わないと先に進めないシステムになっているということが言いたかったから。まあ、忍術を使うためにはセレクトボタンていうファミコンのコントローラー上プレイ中に押すことを想定していないボタンを押して選択して、Bボタンを押す、その間ハットリくんの操作ができません状態を覚悟しなきゃいけないので、それなりにリスキーだけどねー。はっはっは。
つまり、さっきの話に戻れば、メカ忍者を倒して巻物を取るのはこのゲームの必須事項なわけだ。この巻物、取らないでいると点滅して消えてしまうので、なるべく早く取りたい。そこで、メカ忍者を倒した後モアモアしてる煙にハットリくんを重ねて、すぐ取れる体制で巻物の出現を待っていると、突然、ハットリくん即死という予想外の事態に遭遇するわけだ。そう。メカ忍者を倒した後いつも巻物が出ると思ったら大間違いのこんこんきつねは北国の春、♪こぶし咲くあの丘きたぁぐにぃいの、ああきたぐにのぉはぁるぅうううう。かえるが出ることがあるんだ。出た!かえる!待ってました!!
このかえるに触れるとハットリくん即死。君はそんなにかえるが嫌いだったのか!!。ハットリくんに比較してもそんなに小さいかえるではないし、もしかしたら猛毒を持ったかえるかもしれないからね、即断は禁物だけどハットリくんのかえる嫌いはもはや致命的なレベルだったわけだね。テレビでは目をつぶれば大丈夫ぐらいに見えたけどな〜。はっはっは。
このかえる、動かないけど結構迫力のある絵でファミコンに登場するかえるとしてはかなり写実に近いグラフィックと言っていいと思うね。うん。
そんなわけで、アイテムが出ると思えば実はかえる、という要素が入ることでぐっと深みを増した「忍者ハットリくん」、先生の一押しソフトだねー。あの高橋名人も隠れキャラで登場するらしいし。ハドソンの高橋名人。16連射。先生も昔ファンだったことがあってねぇ・・・。
え?ところで先生はクリアできたのかって?・・・まあゲームは必ずしも最後までできなきゃいけない、ってもんでもないから。はっはっは。
忍者は修行でござるの巻
こんなゲーム
置物に過剰に反応するハットリくん
ハットリくん
雑魚忍者
メカ忍者
飛べないハットリくん
結構凄い色をしている