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草野心平「蛙」詩一覧
 草野心平が書いた蛙の詩を一覧にしてみました。基本的には「草野心平全集」(筑摩書房 S57.4.15)全12巻のうち、詩を集めた1〜3巻を確認してピックアップしています。「全集」刊行以後に出た詩集については確認できていませんが、わかる範囲で載せています。これが抜けてる、あれが抜けてる、等のご指摘よろしくお願いします。
 なお、No.には意味はありません。「太陽は東からあがる」という詩集の中に、「サリム自伝」という詩がありますが、その詩の副題のような形で、括弧して「蛙・作品第一二一番」との記載があるため、とりあえず、それが121番目になるようふってみただけです。正しいかどうかもわかりません。再録の詩には番号を振りませんでしたが、それ以外は単なる連番となっています。(再録の詩が、以前の詩とまったく同じというわけではありません。作品によってはかなり改作しているものもあります。)

No.掲載詩集掲載詩集の発行年題名備考
1「銅鑼」1T14.4月号失恋者と蛙「草野心平全景」(S48.5.25)に、それまで詩集に掲載されていなかった詩を拾遺して「四十八年ジッグザッグの」として纏めたもの
2「銅鑼」2T14.5月号青い水たんぼ「草野心平全景」(S48.5.26)に、それまで詩集に掲載されていなかった詩を拾遺して「四十八年ジッグザッグの」として纏めたもの
3紀元T14.8月号春・人物と蛙の風景「草野心平全景」(S48.5.27)に、それまで詩集に掲載されていなかった詩を拾遺して「四十八年ジッグザッグの」として纏めたもの
4第百階級S03.11.09秋の夜の会話
5S03.11.09ヤマカガシの腹の中から仲間に告げるゲリゲの言葉
6S03.11.09えぼ
7S03.11.09殺虐の恐怖のない平凡なひと時の千組の中の一組
8S03.11.09逆歯に死ぬる同胞一匹
9S03.11.09おれも眠らう
10S03.11.09嵐と蟇
11S03.11.09子供に追ひかけられる蛙
12S03.11.09鰻と蛙
13S03.11.09いいのか
14S03.11.09号外
15S03.11.09青大将に突撃する頭の中の喚声
16S03.11.09だから石をなげれるのだ だから石をうけれるのだ
17S03.11.09蛙は地べたに生きる天国である
18S03.11.09行進曲
19S03.11.09蛙つりをする子供と蛙
20S03.11.09第八月満月の夜の満潮時の歓喜の歌
21S03.11.09蛇祭り行進
22S03.11.09月の出と蛙
23S03.11.09生殖 I
24S03.11.09古池や蛙とびこむ水の音
25S03.11.09吉原の火事映る田や鳴く蛙
26S03.11.09「すかんぽ・・・」から始まる方
27S03.11.09傴僂と蛙の風景
28S03.11.09無言劇
29S03.11.09Nocturne Moon and Frogs.
30S03.11.09水素のやうな話
31S03.11.09ギケロ
32S03.11.09亡霊
33S03.11.09霜柱の中で死んだ蛙
34S03.11.09ぴりぴの告白
35S03.11.09冬眠
36S03.11.09Spring Sonata 第一印象
37S03.11.09蛙と蛇と男
38S03.11.09ゲル
39S03.11.09病気
40S03.11.09中性
41S03.11.09五本足の蛙
42S03.11.09ぐりまの死
43S03.11.09生殖 II
44S03.11.09散歩
45S03.11.09「蛭に・・・」から始まる方
46S03.11.09一匹を慕ふ二匹の会話
47S03.11.09蛙になる
48S03.11.09晴天
49S13.12.10聾のるりる
50S13.12.10梟と蛙
51S13.12.10たまごたちのゐる風景
52S13.12.10さやうなら一万年
53S13.12.10だまつてゐた
54S13.12.10月夜
55S13.12.10let me sleep,too.「おれも眠らう(第百階級)」の英訳
56S13.12.10河童と蛙
57S13.12.10寓話
58S13.12.10オ母サン
59S13.12.10祈りの歌
60S13.12.10ひととき
61S13.12.10
62S13.12.10梅雨
63S13.12.10蛙のゐる風景
64S13.12.10on the tree.
65S13.12.10きちがひ
66S13.12.10相撲
67日本沙漠S23.05.25誕生祭
68S23.05.25音のない風景
69S23.05.25めつかちの由来とその後
70S23.05.25思ひは猛烈な羊歯類のなかに
71S23.05.25桂離宮竹林の夜
72S23.05.25小曲
73S23.05.25るるる葬送
74S23.05.25ごびらっふの独白
75S23.05.25ケロッケ自伝
76S23.05.25古虎自伝
77S23.05.25ガリビラ自伝
-定本蛙S23.11.08誕生祭「日本沙漠」からの再録
-S23.11.08音のない風景「日本沙漠」からの再録
-S23.11.08るるる葬送「日本沙漠」からの再録
-S23.11.08ごびらっふの独白「日本沙漠」からの再録
-S23.11.08桂離宮竹林の夜「日本沙漠」からの再録
-S23.11.08小曲「日本沙漠」からの再録
-S23.11.08ケロッケ自伝「日本沙漠」からの再録
-S23.11.08ガリビラ自伝「日本沙漠」からの再録
-S23.11.08古虎自伝「日本沙漠」からの再録
-S23.11.08めつかちの由来とその後「日本沙漠」からの再録
-S23.11.08さやうなら一万年「蛙」からの再録
-S23.11.08聾のるりる「蛙」からの再録
-S23.11.08梟と蛙「蛙」からの再録
-S23.11.08たまごたちのゐる風景「蛙」からの再録
-S23.11.08だまつていゐた「蛙」からの再録
-S23.11.08月夜「蛙」からの再録
-S23.11.08河童と蛙「蛙」からの再録
-S23.11.08寓話「蛙」からの再録
-S23.11.08青イ花「蛙」の「オ母サン」を改題のうえ再録
-S23.11.08祈りの歌「蛙」からの再録
-S23.11.08ひととき「蛙」からの再録
-S23.11.08梅雨「蛙」からの再録
-S23.11.08蛙のゐる風景「蛙」からの再録
-S23.11.08きちがひ「蛙」からの再録
-S23.11.08相撲「蛙」からの再録
-S23.11.08亡霊「第百階級」からの再録
-S23.11.08蛙祭り行進「第百階級」からの再録
-S23.11.08傴僂もゐる風景「第百階級」の「傴僂と蛙の風景」を改題のうえ再録
-S23.11.08「第百階級」の「水素のやうな話」を改題のうえ再録
-S23.11.08ギケロ「第百階級」からの再録
-S23.11.08Beethoven:Spring Sonata 第一印象「第百階級」の 「Spring Sonata 第一印象」を改題のうえ再録
-S23.11.08無言劇「第百階級」からの再録
-S23.11.08中性「第百階級」からの再録
-S23.11.08ゲル「第百階級」からの再録
-S23.11.08五本足の蛙「第百階級」からの再録
-S23.11.08鰻と蛙「第百階級」からの再録
-S23.11.08ヤマカガシの腹のなかから仲間に告げるゲリゲの言葉「第百階級」の「ヤマカガシの腹の中から仲間に告げるゲリゲの言葉」を改題のうえ再録
-S23.11.08殺虐の恐怖の去つたあるひとときの千組のなかの一組「第百階級」の「殺虐の恐怖のない平凡なひと時の千組の中の一組」を改題のうえ再録
-S23.11.08えぼ「第百階級」からの再録
-S23.11.08春殖「第百階級」の「生殖 I」を改題のうえ再録
-S23.11.08月の出「第百階級」の 「月の出と蛙」を改題のうえ再録
-S23.11.08「第百階級」の「●(すかんぽ・・・の方」を改題のうえ再録
-S23.11.08おれも眠らう「第百階級」からの再録
-S23.11.08秋の夜の会話「第百階級」からの再録
-S23.11.08冬眠「第百階級」からの再録
-S23.11.08ぐりまの死「第百階級」からの再録
-S23.11.08蛙になる「第百階級」からの再録
78S26.09.28冬眠
79S26.09.28ばっぷくどん
80第四の蛙S39.01.31
81S39.01.31エレジー
82S39.01.31Aコンドルの禿の由来
83S39.01.31黒い蛙
84S39.01.31白い蛙
85S39.01.31亡霊は語る
86S39.01.31そのリアリズムについて
87S39.01.31ゴビの蛙
88S39.01.31李太白と蛙初出はどうも「亜細亜幻想」という詩集らしい
89S39.01.31地球に初めて雪の降った日のこと
90S39.01.31しまったと今でも思う
-S39.01.31冬眠「天」からの再録
91S39.01.31百舌鳥と蛙
92S39.01.31冬眠への夕方
93S39.01.31ぎがむの独白
-S39.01.31ばっぷくどん「天」からの再録
94S39.01.31決心
95S39.01.31ひなげしとビルン
96S39.01.31散歩
97S39.01.31たまごたちの界隈
98S39.01.31おたまじゃくしたち四五匹
99S39.01.31カジカ
100S39.01.31恋愛詩集短篇集「七つの愛と死」のなかの「ごびらっふの死」の中に出てくる作品を改めて詩とした。
101S39.01.31誕生祭讃歌短篇集「七つの愛と死」のなかの「ごびらっふの死」の中に出てくる作品を改めて詩とした。
102S39.01.31ギャランスの空気のなかで
103S39.01.31伝令
104S39.01.31蛇を呑んだ蛙
105S39.01.31新氷河時代
106S39.01.31長命大観音
107S39.01.31音楽のように
108S39.01.31五匹のかえる(童詩)
109S39.01.31ひなた雨(童詩)
110S39.01.31天気
111S39.01.31勝手なコーラス
112S39.01.31満月の夜の会話
113S39.01.313号・スケッチ
114S39.01.31太陽を呑む
115こわれたオルガンS43.11.10blue zinta(劇詩)「新潮」(S42.12月号)
116S43.11.10「無限」(S42.12月号)
117S43.11.10蛙の花「無限」(S41.12月号)
118S43.11.10蛙の声明「新潮」(S42.1月号)
119太陽は東からあがるS45.06.10夏眠
120S45.06.10凡平自伝
121S45.06.10サリム自伝(蛙・作品第121番)
122侏羅紀の果ての昨今S46.11.10蛙(蛙作品第一二二番)
123S46.11.10その蟇は(蛙作品第一二三番)
124凸凹S49.10.10チチカカの深い湖底を
125S49.10.10キシミみなゆるみて夜の土うごく
126S49.10.10或る日キリムは次のような独り言をつぶやいた
127雲気S55蜂と蟇
128S55蛍を呑んだ蛙
129S55未知の峰岸敬三に
130S55ウチの池でいま。食用蛙が鳴いていますという電話を聞いて
131幻象S57げえるッ葉と蛙たち
132S57蛙の自称占師
133未来S58二十一世紀の蛙
-S58蛙の花「こわれたオルガン」の再録か(未確認)
134S58土のなかでの会話
-玄天S59二十一世紀の蛙「未来」の再録か(未確認)
136S59マツ赤ツカな蛙
番外第百階級S03.11.09(扉に記載された題詞)
番外第百階級S03.11.09「覚え書」の中に記載ゲリゲの言葉を紹介
番外第四の蛙S39.01.31「覚え書I」の中に記載「月蝕と花火」(T13)の序詩として紹介されている。
番外第四の蛙S39.01.31冬眠(「覚え書III」の中に記載)「覚え書II」以降に思い出した蛙の詩として紹介