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幻の「カエル男」を追え!
〜 かえるクラブが総力をあげて(嘘)お送りする衝撃の(嘘)レポート 〜
※ お断り:引用文中、文字ポイントを変えたり、文字色を変えたりしている箇所は、当サイトが付したもので、原文とは関係ありません。
■ カエル男との出会い ■
UMAってご存知でしょうか。「Unidentified Mysterious Animals」。
私は知りませんでした。そういえば、レンタルビデオ屋で「UMA」とかいう映画を見かけたことがあるような気がしますが。とてもB級チックの。
いったい何のことなのか。これは、人の手を借りましょう。
「不思議好き人間」の「UMAとは」というページから
『
そもそもは動物研究家の実吉達郎氏が、超常現象研究家の南山宏氏の助言を受けて著書『UMA・謎の未確認動物』(1976年)の中で提唱した呼称で、現在では一般的に使われるようになっています。ただし、UMAというのはあくまでも日本で定着している呼び方であり、海外では一般的とは言えません。
』
だそうです。
そうか、日本語(?)だったか。「まだ確認されていない、謎の、動物」なんてわけのわからない表現だと思ったけど。
「未確認で」「謎」といったら、同じ言葉を2度重ねているだけですね。「Unidentified Flying Object」いわゆるUFOの略称のつけ方と比較すれば、その何も説明していない3文字略語のへんてこ加減がよくわかるかと。この辺りについては、このサイトからのうけうり。
なぜ、こんな話題から入ったのかというと、この間コンビニで、衝撃のお菓子のオマケフィギュア(以下、「食玩」といいます。)を発見したからです。学研が出しているオカルト雑誌「ムー」と、食玩メーカーの「ハート」が協力して作ったシリーズで、その名も「ムー未確認動物〜UMAの謎」!
このシリーズは全部で10種類あるのですが、そのうちのNo.8にな、なんと「カエル男」というラインナップがっっっ!
しかも、「ネッシー」や「ツチノコ」のようなメジャーUMAと並んでっっっっっ!
不覚・・・・。そんなのがいたとは知らなかった・・・・。まさか、悪魔くんの12使徒ではないよね・・・。千と千尋に出てたのとも違うよね・・・。ということで、迷っている暇もなく、即購入してしまいました。250円+消費税。食玩にしては良心的で、中に何が入っているか最初からわかるスタイル。おかげで、余計なUMAを買うこともなく、無事「カエル男」獲得。
その実態を明らかにする前に、発売にかける意気込みを、サイトから見てみましょう。(焦らしている、といえばその通り。)
『
この地球には、多くの人に目撃されたり、写真やビデオに撮影されていながら、いまだ正式に捕獲されていないためにその正体が不明な動物が多く存在する。
研究家は彼らをUMA「Unidentified Mysterious Animals」と呼ぶ。
これまでUMAの姿は、ほとんどの場合、目撃者のスケッチやイラストによって再現されてきた。
だが、残念なことに、2次元資料では、生物としての体格や骨格などのデータを分析するには限界があった。
そこで、ムー編集部とハートでは、最新の研究データをもとに、UMAを3次元の立体像として再現し、フィギュア化することに成功した。
まず、第1弾は、世界的に有名なネス湖のネッシーからエイリアン・アニマルと噂されるチュパカブラ、そして日本を代表する河童まで、合計10種類。皮膚の質感から体型に至るまで、できる限り詳細に製作した。
これらのフィギュアを、雑誌「ムー」でもおなじみのUMA研究家、並木伸一郎氏や山口直樹氏にご覧頂いたところ、「UMA研究の第一級資料になる。」という高い評価を頂いた。
たんなる飾り物や玩具としてではなく、UMAの本格的模型標本として是非、役立ててほしい!
』
最新の研究データってどの辺りでの研究だかわかりませんが、なんで食玩メーカーと協力してそういう学術的なことをしようとしたのか・・・?「UMA研究の第一級資料」をお菓子のおまけとして売る理由も?並木伸一郎って?(その後、確かにUMAの本を沢山出していることはわかりました。)
でも、この空回りする意気込みと、全編に溢れる胡散臭さ、そして、普通、誰も知らない(私だけが知らない?)「カエル男」や、「ひつじ男」をラインナップして商品化するその、採算を度外視した感覚は、評価に値するかと。
この、馬鹿な・・・ん、いや、素晴らしい会社がなければ、私は一生、「カエル男」を知らずに生きていったに違いありません。
ムー、そしてハート、ありがとう!!
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