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幻の「カエル男」を追え!
〜 かえるクラブが総力をあげて(嘘)お送りする衝撃の(嘘)レポート 〜
※ お断り:引用文中、文字ポイントを変えたり、文字色を変えたりしている箇所は、当サイトが付したもので、原文とは関係ありません。
■ 海外サイトで・・・ ■
「カエル男」「蛙男」「かえる男」なんかで引っ掛けてみても、「つかえる男のマル秘情報」みたいなもんばっか引っかかって、どうも、前述の「不思議好き人間」がもっとも充実しているよう。しょうがないので、もう決別してから10年たつ英語というものにもう一回トライしてみることに。
でも、何で引っかけたら・・・?「Frogman」?これだとダイバーだし。なんだかオハイオ州にある古いアーケードゲームかなんかを売っているところに行ってしまった・・・。「UMA Frog」か?UMAは日本語だってば。
ということで、しょうがないので地名から探ることに。「不思議好き人間」の地名を信じ、「Loveland Frog」で検索。ありましたありました!向こうのCryptozoologist(うちの貧弱な英和辞書には載っていないのですが、多分Crypicが「隠れた、秘密の」という意味なので、「未知動物学者」みたいな言葉でしょう)には有名らしく、結構多くのサイトが引っかかります。
早速、「The Laveland Frog Project」に。丸ごとLoveland Frogという夢のようなサイト。「History」を眺めてみると、食玩の小冊子と同じような目撃例が。注目は、
『
Officer Williams(named changed)、
Officer Johnson (named changed)
』
となっている点。(仮名)じゃないかぁぁぁぁ!
さて、目撃した警官の本当の名前を探す旅に出る私。
多くのサイトは、「匿名の警官」となっていて、目撃事例も似たりよったり。
そんな中、かなりの疑問に応えてくれるサイトを発見。シンシナティポストという新聞のOnlineのコラム。
拙い日本語訳はこんな感じ。長いけど全文引用してしまいます。原文はこちら
ぜひ、わからない所を飛ばして、繋がらない所そのままにした訳文を信用せずに、原文でご確認ください。
『
ラブランドの怪物話の真実
コラム:David Wecker
初期の報告は、身長1メートルぐらい、暗緑色あるいは黒味がかった、鱗のある皮膚の蛙となっている。
ラブランド署の警官は、リトルマイアミ川沿いを車で走行中、その怪物を見たような気がした。
1972年の2月3日未明のことで、普通の蛙よりかなり大きく、警官Ray Shockeyは、確認のため車を止めた。彼の報告では、大きな蛙が跳ね、飛んでいったか、もしくはその逆で、ガードレールを越えて暗い水面下に消えたかしたことになっている。Rayは、からかわれるのを承知で報告書を作成した。彼はこれを後悔した。
「Rayは、そのことについてだいぶん前に取材を受けるのをやめたけど、その事件のことは、冷ややかにみているようだ。」Rayの母親のMaryは私に語った。
Rayの遭遇の一週間後、警官のMark Mathewsは、大きなすべすべした生物を近くの場所で見た。その生き物が彼の方に向かって来そうになり、彼は、拳銃を抜いて三回発砲した。Markは、その生き物が、「痙攣を起したように跳ねて、川に落ちた」と報告している。
Markは現在、ラブランドの学校でバスの修理工をしているが、膨れ上がってしまったこの話は、彼の報告をそっくりそのまま記事にしなかったものだと語った。
「記者や物書きは、私らの話すことがお気に召さない。」彼は言う。彼は怒っているように見えた。
「私は実物をよく見ているが、あれは明らかに誰かが逃がしたペットのトカゲだ。そう、イグアナとかオオトカゲみたいな。2月のことだったし、工場が川にお湯を垂れ流していた場所に、何とか温まろうとして住んでいたんだろう。」
「環境保護庁がその工場をどうするかは知らんが、あの事件であったことといえば、それが全てだ。」
一週間か、もう少し後、シンシナティ・ポストのコラムニスト、Si Cornellが、「ラブランドの怪物」という記事を書いた。二ヵ月後、匿名のラブランドの高校生が、緑で、見たところ70kg、1メートル以上ありそうな生き物を見たと報告した。
その生徒は、目撃した生物を絵に描いて、関係当局に届け出るところまで行ってしまった。その絵には、昆虫のような目をした、Barneyみたいな生き物が描かれていた。Barneyよりもだいぶん不気味な姿ではあるが。まあ、1972年だと、シンシナティで簡単にドラッグが手に入った時期だ。
インターネットで http://www.xproject-paranormal.com/cryptozoo/monsters を見てみると、こんな記述を見ることができる。
「ラブランドフロッグと呼ばれるこの生き物は、オハイオ州ラブランド町の近くで何回か目撃されている。身長1〜1.5メートル、革の皮膚か、濡れた毛皮に覆われていると考えられている。その地方で見られ、木に登る事でも知られる。1972年の3月、2人の信頼できる目撃者がある。」
年は合っている。しかし、いったん何かが書かれると、何とかもっともらしくなってしまうものだ。ピッツバーグで法律を学ぶ学生が、このウェブサイトに出くわし、最近、ラブランドに、Shockeyが27年前に見たものを求めて、6時間の旅行をした。彼ら6人は、リトルマイアミ川のそばにあるレンタルカヌー屋でカヌーを借りた。ここの経営者Bill Singletonは、学生達が自分達のことを「未知生物研究家」と名乗ったので、一人5ドルの料金をただにした。週末の滞在中、彼らは確かに1度、カヌーで探検に出かけた。
「ビール飲みの集まりだったね。」Billは私に語った。
その生物が大声をあげて騒ぐとか、ラブランド付近で起こる猫や子犬の失踪に関係していると信じられているとか、最近の目撃例では、今までよりさらに大きく、不愉快なものになっているとか、そういう話ができればもう少しましな話になるだろう。
しかし、これらはおそらく間違っている。その生き物は、おそらくMathewsに撃たれて出血して死んでしまったのだろう。
まだ、ピッツバーグ大学の「未知生物研究家」たちの訪問結果によって、この話の新しい面を明らかになることが期待できるかもしれないが。
』
訳注:Barneyって何よ!って方に⇒
これを読んで、(1)目撃した警官の名前はRay ShockeyとMark Mathews 。そのうち、Mathewsは、事件を完全否定。 (2)この事件を報道したのはこの「シンシナティ・ポスト」 (3)巷に流通した絵を書いたのは、その後目撃したと言い出した高校生 (4)日付は1972年の“2”月3日
ということがわかりました。まあ、この文章を信じればですが。
「カエル男」の存在が、急激に嘘臭くなってしまってちょっと寂しいと思っていたところに、強い味方が。上記の文章の中で紹介されたURLは現在は繋がらず、同じサイトにLovelandFrogを書き直した文章があります(X−Project)。目撃警官の一人MathewsにE-mailでインタビューしており、文章の前段部分は、だいたい事件を否定する論旨になっています。
しかし、後段から一転、飛ばしはじめます。
『
Mathewsは、29年前のあの奇妙な事件の秘密を上手く釈明しているが、1955年、リトルマイアミ川沿いをドライブ中の男が報告した目撃例のような、オハイオ州ラブランドでの奇妙な爬虫類風の生き物に関する夥しい目撃例はどうか?
1955年の目撃例は、3匹の二足歩行をする奇妙な生き物で、カエルのような外見と、頭には髪の毛の代わりに皺がよっていたとされる。目撃者の証言によれば、その生き物の一人は、火花を発する装置を持っていたという。
Darwin Johonsonさんは、1955年の8月21日、インディアナ州エバンスビルのオハイオ川で泳いでいるとき、恐るべき遭遇をした。爪のある手をもった何かが、水の中から彼女のひざを掴んだのだ。彼女がむなしくもがくと、謎の生物は彼女を水の中に再びひっぱった。最終的に、彼女はこの見えない敵を撃退した。Johonsonさんの事件における唯一の証拠は、彼女のひざに残った何か引っ掻いたような痕と、緑の手形であった。
我々は、さらに深く「カエル型」異常生物を調査していく。更なる情報があればぜひ送って欲しい。
』
夥しい目撃例があるのに、何で72年より古い55年の事件を引き合いに出すのか理解に苦しみますが、
彼らの調査に期待して、「カエル男」の解明の日を待ちましょう(笑)
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